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マンネリ化が成長を止める。

こんにちは、理事長の金子泰英です。

だいぶ暖かくなりましたね。

歯科医師になりたての頃、

とにかく一人前になろうと技術を上げることに

時間を費やしていました。

開業して何年か経つと保険の制約にとらわれ

なんとなくルーティンで行う診療になり、

成長していない自分がいました。

患者さんにはわからないかもしれませんが

制約だらけの保険治療をしている限り

技術は伸びないとわかったのです。

そこで世界を見てみようと思ったのです。

アメリカやヨーロッパの歯科医療の研修を受けに

年に何回か海外に行きました。

行くたびに受けた印象は

他の先進国の歯科医師の先生方は

自分の職業に誇りを持っている。

アメリカはなりたい職業NO.1は

歯科医師です。

日本は222位です。

この差は何でしょう?

アメリカ人は1日の患者が少ないことに

誇りを持っている。

なんで?

それはひとりひとり

丁寧に見れるからです。

日本みたいに野戦病院的な

かけもち診療、並列治療の

歯科医院はありません。

保険治療ではないため

患者の希望にそった治療が出来、

自分の思うような治療を提供でき

結果、お互いがハッピーになる。

いいですよね!

日本では1日の患者が多いことを

誇りに思っているはいしゃがいますが

他の先進国の歯科医師からすると理解できないそうです。

仕方がないですよね、日本は保険治療で

多くの患者さんを診ないと

経営が成り立たないわけですから。

本当に患者さんのためを思う

治療をするなら一人に対する時間が

必要ですよね。

きちんと患者さんの訴えを聞き

治療計画を患者さんと一緒に考え

治療は痛くないよう配慮し、全身疾患の

ある方にはモニターをつけ血圧、脈拍を計り

感染には十分気を付け、治療を行っていくのが医療です。

患者さんの椅子をたくさん並べ、かけもち診療を

する診療は一人当たりにかける時間が少なく

誤診の可能性が高くなると私は考えています。

私はひとりひとりを丁寧にちゃんと治して行きたいと

思ったので自由診療歯科医院にしたのです。

話を戻しますが、自分の技術を上げるのも

自由診療なのです。毎日同じことを繰り返すのも大切ですが

何も考えずにただ日々の患者さんをこなすだけの治療で

技術は上がるでしょうか?私はそうは思いません。

保険診療の弊害は歯科医師側にも起こっているということです。

今回のポイント
・自由診療と保険診療の違い
・患者さんは安心で安全な治療を求めている
・自由診療は技術もあがる