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入れ歯で生き返る。

3年前、当院にかかっている患者さんが義理のお母さんの

入れ歯を見てほしいと連れてきてくださいました。

口の中を見ると

入れ歯を支える土手がない!

ですが私は諦めません。

まず旧義歯でかみ合わせを治し、仮の入れ歯を作りました。

「これで咬めれば次に正式につくりましょう」

ということで次回の予約とりました。

しばらくしてから

義理の娘さんから連絡があり

「お母さんが心不全で危篤状態になりましたので

予約をキャンセルして下さい、また連絡します。」

とのことでした。

なんとか生き返ってほしいと願いました。

その後1ヶ月ぐらいしてからまた連絡があり

「お母さんが元気になりました」と。

なぜか?

それは回復してから食事がスムーズにでき

元気になったとのことです。

お医者さんが、

「これは入れ歯のおかげです。こんなに咬める入れ歯が出来るんですか?」

といったそうです。

私は当たり前のことをしただけです。

治療はインプラントだけではありません。

どんなにいい材料を使おうがかみ合わせが悪ければ

入れ歯は咬めないんです。

治療は途中でしていたので

その後正式な入れ歯を作り

今は元気に家族と過ごしいているそうです。

今回のポイント
・咬める入れ歯は健康になる。
・総入れ歯は材料で咬めるのではない。
・やわらかい入れ歯