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感染予防は口をきれいにすることが大切

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

去年のクリスマスは家族で

東京に行きました。

マスクしていないのは私たち家族ぐらいで

ほとんどの方はしてますね。

なんのためにやっているのでしょう。

感染予防のためということなんでしょうが

皆さん大切なこと忘れていますよね。

それは口腔ケアです。いわゆる口の中をきれいにするということです。

私も病理学で博士号を取っていますのでいい論文を紹介します。

これは神奈川歯科環境病理学分野 槻木教授らの研究グループが行ったdataです。

抜粋します↓

「研究チームでは、口腔粘膜上皮は、
新型コロナウイルスが結合するレセプターACE2と
感染促進を行うTEMPRSS2の発現を認めることを昨年8月20日に
International Journal of Molecular Science
[Existence of SARS-CoV-2 Entry Molecules
in the Oral Cavity. Int J Mol Sci. 2020 Aug 20;21(17):6000. doi: 10.3390/ijms21176000.]
にいち早く報告し、

口腔は新型コロナウイルスの感染部位となることを示してきました。
一方で、口腔には独自の感染防御システムが認められ、
特に口腔の粘膜免疫の実行抗体である唾液中のIgA抗体は、
生体内に病原体を侵入させないよう未然に働く予防効果があります。

コメント:唾液中のIgAは感染予防効果ある

「神奈川歯科大学附属病院に勤務する歯科医師および医師の方に、
新型コロナウイルスに対する唾液を用いたPCR検査と
血液を用いたIgGおよびIgM検査を行いました。
このPCR検査およびIgM検査に研究に参加した全員が陰性でした。

この研究対象者(24-65歳、男性:101、女性:36)の方たちの唾液を採取し、
ELISA法を構築し新型コロナウイルスに対する交叉IgA抗体を調べました。
特に新型コロナウイルスの感染に重要なS蛋白のS1サブユニットに対する
交叉抗体を調べることで、
新型コロナウイルスの生体への結合を阻止する抗体を
検出するため構築されています。

「その結果、新型コロナウイルスに対する交叉IgA抗体は、
64人46.7%に認められました。
さらに、24-49歳と50-65歳の2群に分けて解析すると有意差があり、
交叉IgA抗体は若い世代に多く高齢者に少ないことが明らかとなりました。

コメント:高齢者はIgA抗体が少ないので感染防止はマスクでなく徹底した
     口腔ケアが重要。誤嚥性肺炎も同じ。

また、予備的な試験で、この新型コロナウイルスに対する交叉IgA抗体は、
部分的に新型コロナウイルスS蛋白とACE2の結合を抑制することも
明らかになりました。

コメント:要するにレセプターと結合を防ぐということは
     感染を防いでいるということ

「以上の結果は、新型コロナウイルスの重症化リスクのある年齢と
 口腔での交叉IgA抗体量との関連が示唆されました。
特に新型コロナウイルスの感染既往が無くても新型コロナウイルスに対する交叉IgA抗体が存在することを発見しました。

コメント:コロナに感染していなくても誰もがIgA抗体を持っている。
     ただしワクチン接種により抗体がなくなります。
     これが感染爆発の原因と考えています。

皆さん、なんとなくわかりましたでしょうか。

マスク、ワクチンより口の中をきれいにすることが

何よりも大切です。

因みに当院で使用しているパーフェクトペリオ(次亜塩素酸水)は
以前はやったSARS-CoV-1(SARS)
には効果があるというデータはあります。
コロナではまだありませんが同じレセプターを介して感染する
SARS-CoV-2に効果があると考えてもいいのではないかと私は考えています。

すべて書いてある論文を見たい方はこちら↓
http://www.kdu.ac.jp/corporation/news/topics/20210614_pressrelease.html#%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%88%90%E6%9E%9C

追伸 物事は広い視野で見ることが大切。
   テレビにでている御用学者や政治家いうことがすべて正しいわけではない。