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抜歯と顔面マヒの話

以前に知り合いから相談を受けた話。

かかりつけの歯科医院で歯周病と診断され

抜歯を行ったそうです。

その後から顔にしびれを感じるようになり

日に日にしびれは増していき、かかりつけの内科に行ったら

大学病院を紹介され「顔面マヒ」と診断された。

これは何が原因で顔面マヒがおきたのでしょう?

患者さんは糖尿病。この時点で内科医と対診して

抜歯に入らなければなりません。僕が聞いた所、担当歯科医も

内科医との連携はできておらず血糖値も非常に高い状態で

抜歯を行っていました。危険ですね。抜歯後もかなりの時間

腫れと痛みが続いたそうです。

糖尿の数値が高いと感染のリスクが高くなり歯周病菌が

臓器のどこにまわるかはわかりませんし、今回のように

神経に感染すれば顔面マヒも併発してもおかしくないでしょう。

口は命の出入り口です。

医療面接のあまい歯科医は多いですが

受ける側(患者)も歯科医にかかるときは

全身状態、かかりつけの内科医、大学病院、飲んでいるお薬は

必ず歯科医に伝えましょう。

それがあなたの身を守るためでもあります。

今回のポイント

・糖尿病と歯周病は大の仲良し、歯周病を治さないと糖尿は治らない
・医科歯科連携
・顔面マヒ
・糖尿の方は薬だけに頼らず食事、筋トレをしましょう!
・カロリー減は間違った食事療法です。