インプラント治療で失敗しないために患者さんが知っておくべき3つの視点
─ 27年の臨床から伝えたいこと
「インプラントをしたけど、数年でダメになった」
「入れた後に痛みや腫れが出て、不安になってしまった」
残念ながら、こうした相談で当院を訪れる患者さんは少なくありません。
インプラントは適切に行えば、20年・30年と機能し続ける素晴らしい治療法です。しかし一方で、医院や医師の選び方、治療の受け方を間違えると、思わぬ失敗やトラブルにつながることがあります。
27年間で2000本以上のインプラント治療に携わってきた経験から、患者さんに強くお伝えしたいのは、「失敗しないために3つの視点を持つこと」 です。
① 医師選び ─ 経験と体制を見極める
まず最も大切なのは「どこで治療を受けるか」です。
インプラントは高度な外科手術を伴うため、経験や知識の差が結果に直結します。
チェックすべきポイントは次のとおりです。
医師が学会認定医や専門医資格を持っているか
埋入実績が豊富か(少なくとも数百本以上)
CT撮影やサージカルガイドなど最新の診断・手術機器を導入しているか
スタッフとの連携体制が整っているか
術前にしっかり説明があり、同意書を交わしているか
医院を見極めるときは「設備や資格」だけでなく、「患者さんへの説明姿勢」にも注目してください。
② 設計の重要性 ─ 噛み合わせと長期安定を見据える
インプラント治療の成功は、単に「埋めること」ではありません。
重要なのは 「設計」 です。
骨や歯ぐきの状態をCTで分析し、どの位置・角度に埋め込むかを決める
噛み合わせのバランスを考え、力が一点に集中しないように配置する
必要に応じて骨造成や歯肉移植を行い、長期的な安定を確保する
特に注意が必要なのは、咬む力が強い方や、噛み合わせが難しい方です。
短期的には問題なく見えても、数年後にインプラントが揺れたり、被せ物が割れたりすることがあります。
こうしたリスクを事前に想定し、設計に反映させることが成功のカギです。
③ メインテナンス ─ インプラントは入れたら終わりではない
多くの方が誤解しているのが「インプラントを入れたら一生安心」という考えです。
実際には、インプラントは天然歯以上にメインテナンスが必要です。
インプラントには歯根膜がないため、感染(インプラント周囲炎)に弱い
自宅でのブラッシングに加え、専用ブラシやフロス、イリゲーションを使うと効果的
定期的な歯科医院でのクリーニング・チェックが必須
メインテナンスを怠れば、数年でダメになってしまうこともあります。
「治療後も医院と長く付き合えるか」 を重視することが、インプラントを長持ちさせる最大の秘訣です。
患者さんに伝えたいこと
インプラント治療は「高額だから良い」「安いから悪い」という単純な話ではありません。
大切なのは、
信頼できる医師と医院を選ぶこと
噛み合わせや将来まで考えた設計を受けること
一生涯のメインテナンスを前提にすること
この3つを押さえれば、インプラントは長期的に機能し、人生を豊かにしてくれる治療になります。
まとめ
インプラント治療で失敗しないためには、患者さん自身が 「3つの視点」 を持つことが大切です。
医師選び(経験・資格・説明体制)
設計(噛み合わせと長期安定を見据える)
メインテナンス(治療後も医院とつながり続ける)
👉 この視点を忘れなければ、インプラントは20年・30年と機能し続ける可能性があります。
そしてもうひとつ大切なのは、「医師としての人間性」 です。
どれほど技術や設備が整っていても、患者さんに誠実でなければ長期的な信頼関係は築けません。
インプラントを成功させるためには、最終的に「この先生なら任せられる」と思える人間性で判断するとよいでしょう。
医院のご案内
当院は宇都宮市で27年間、インプラント・矯正・審美歯科に取り組んでまいりました。
2000本以上のインプラント治療を行い、診断から設計、手術、そしてメインテナンスまで一貫してサポートしています。
無料相談について
「インプラントをしたいが不安がある」
「自分に合った治療法を相談したい」
そんな方のために、無料相談 を承っています。
LINEで簡単予約・相談
📱 LINEで簡単に相談・予約できます
QRコードを読み取るか、スマホの方は下のリンクをタップしてください。
👉 LINE友だち追加はこちら