2022.02.07
妥協案もいいんですが。。。
こんにちは。
理事長の金子泰英です。
今日はインプラントの入れ歯タイプとブリッジタイプについて
お話します。
こちらは11年前にインプラントの入れ歯タイプで治した症例です。
インプラントが4本入っています。
※上顎においてインプラントの本数を減らし、入れ歯タイプにするのは
現在推奨されていません。当院でも行っていません。
当時もおすすめはしていませんでしたが
金銭的関係で妥協案にしました。
しかし使用3年過ぎると人工歯のヘリが異常なので
金属歯に変えました。
今度は頻繁に右上の糸切り歯あたりが割れる。
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こちらは何回も壊れるので金属で補強しましたがやはり壊れました。
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インプラントの周りの歯肉から膿が出てきています。
この患者様はまじめで歯ブラシもできていますし、
毎月メインテナンスに来ていたため
原因は細菌感染ではありません。
力の問題です。
右で咬む力が異常なくらい強いため、
インプラントの少ない本数では対応できないため
本数を増やし
ブリッジタイプに変更することにしました。
フレームはジルコニアで強固に。その上からセラミックにしています。
汚れはつきませんので最近はこのプランが多いです。
患者様のお口の中の状態は10人十色です。
それに合ったベストなプランを提供することが
あとあと修理が少なく済むということを
忘れないでください。
再治療は費用もかさみますが
インプラントの場合は外科手術なので
精神的負担も大きいと思います。
私は10年、20年先のことを考えたプランを
患者様に提供しています。