2018.06.15
歯科医が教える「インプラント歯科医の選び方」
こんにちは。院長の金子です。
今日は、インプラント歯科医の選び方について解説します。
インプラントとは?
インプラントとは、虫歯などで抜けてしまった歯の代わりに入れる歯のことです。自分の歯のように使うことができるため、「第二の永久歯」とも呼ばれます。
最近はインプラントの認知度も上がり、インプラント学会に参加する歯科医も増えてきました。しかし、実際に学会に参加してみると、インプラントが普及していくその一方でインプラント治療でのトラブルが増えている印象を受けました。
インプラント歯科医の選び方
トラブルを事前に防ぐためにも、きちんとしたインプラント歯科医を選ぶ必要があります。ポイントは次の通りです。
(1)正確な診断をするためのCT撮影、CT完備をしている
……CTとは、computerized tomographyの略でコンピューターによる断層撮影法を意味します。レントゲン撮影の場合2次元で骨の状態を把握することになりますが、CTの場合は3次元で見ることができるため、より正確です。
(2)納得いくまでカウンセリングしてくれる
……インプラントを希望する患者さまの要望は千差万別。自分の要望をきちんと聞いてくれる歯科医かどうかは重要なポイントのひとつです。
(3)インプラント手術用のオペ室がある
……万が一の救急態勢が整っている証拠です。
(4)歯科医自身が、積極的に国内研修や海外研修に参加している
……インプラントの治療には高度な技術が必要とされます。「年間○本治療しています」ということも重要ですが、定期的にきちんと勉強をしていることもまた重要です。
(5)見積りを出してくれる
……お金のトラブルを事前に避けるという意味もありますが、何よりも「あまりに安すぎないか」という点を見るために見積もりは必要です。安いということは医療トラブルの元にもなりかねません。
(6)インプラントを機能的に使う指導をしてくれる
……例えば、かみあわせの管理やブラッシング指導です。それらの管理や指導により、より一層インプラントの機能が長く続きます。
いかがでしたか? これらの条件を満たしている医院であれば、間違いないと思います。
今回のポイント
インプラントとは、抜けた歯の代わりに入れる歯のこと
ニーズが高まっている一方、トラブルも増えている
インプラント歯科医は慎重に選ぶ必要がある