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合格しました!

こんにちは。理事長の金子泰英です。

私事ですが、2月に受験した日本口腔インプラント学会指導医の試験に

合格しました。

インプラント指導医は栃木県で6名、北関東で8名しか保有者はいません。

https://www.shika-implant.org/list/

※まだ私の名前は現時点では掲載されてません。6月ごろの予定だそうです。

さて私が試験を受けようと思った理由は2つあります。

1つ目は後進の教育です。私もそういう年齢になってるんですね(笑)

テクノロジーの急速な発展により、私が若いころに習ってきたことと

今の若い先生が習っていることは違ってきています。

治療の簡略化という意味ではデジタルな考えは賛成なんですが、

あまりにもベーシックな所を知らな過ぎてすべてデジタル人間に

なってしまうと危険を感じることもあります。

なぜ感じるかというと、デジタル、サージカルガイド、CTが

これだけ普及しているにもかかわらず

インプラント事故は減るどころか増えている。

要するに経験の少ない先生が治療もおこなったこともない

歯科業者のいうことを鵜呑みにし、そのまま手術をしてしまうと

事故を起こす確率が高くなるということです。

このようなことをこれからインプラント治療を行っていく

先生方に伝えていきたい。

二つ目は自身のスキルの再確認とさらなる向上を求めてのことです。

長年インプラント治療に携わってきましたが、

日々進化する技術と知識に対応するためには、

常に自分を磨き続けることが必要だと感じておりました。

指導医の試験に挑むことで、自分の経験と知識を改めて見直し、

新たな挑戦をしなければ自分自身が成長しないと思ったからです。

今後も安心、安全な治療が提供できるよう努力していきます。

最後に試験を受けるにあたり、協力してくれたスタッフ、

日本インプラント臨床研究会の先生方には感謝申し上げます。

 

追申 日本口腔インプラント学会指導医は、専修医、専門医に対してカリキュラムを

作成し育成をすると共に、学会への論文の提出などを継続的に行うことが求められます。

インプラント学会の指導医は、更新の必要のない歯科医師免許と異なり、

継続的に学び続けなければならない資格です。

日本全国で約107,000人いる歯科医師の中で約250人(2023年8月現在)しか

指導医の資格が取れないのは、学び続けることの難しさがあります。

また、日本口腔インプラント学会は歯科学会では最大の学会です。

毎年増加傾向にあります。ということは、

多くの歯科医師がインプラント治療を行うようになっていることを意味しており、

経験年数や症例数の違いがあり技術の差があるのも事実です。