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「がん」と「歯科治療」

私はある患者さんのおかげでいい経験が出来ました。
それは歯周病を治すとこんなにもすごいことが起こるんだということを。
沢山の方に知ってほしいのでいいと思った方は拡散してください。

不運にもがんになり、口腔内が汚い、歯周病はひどい、
治療が途中であるという方には
注意が必要です。なぜかというと抗がん剤が体に入ると
歯を支えている骨が腐る確率が高くなるからです。
抗がん剤が好きなお医者さんは必ず言います。
今、何もしなければ3ヶ月で亡くなります。
今すぐに抗がん剤をやれば1年くらいは伸びます。
これを聞いたことある方いらっしゃいますよね。
ほんとにそうでしょうか?

今回悪性リンパ腫の患者に抗がん剤を使わず歯周病治療と
高濃度ビタミン点滴療法により完治した例を報告します。
患者74歳男性 既往歴:糖尿病、重度歯周病
この患者は私が指摘してきたのにもかかわらず、
20年間歯周病治療に非協力的でした。
今年1月にめまいがし、救急車で某A病院に搬送、
検査をしたが特に異常なし。その後も発熱などの体調不良があり、
某B病院へ受診。耳鼻科にて検査した結果、悪性リンパ腫と判明。

そこから精密検査のため某C病院に紹介され、悪性リンパ腫ステージ1と診断。
医師にはすぐに抗がん剤治療をした方がよいとすすめられたが、
患者は仕事をしているため抗がん剤治療による3ヶ月入院をためらっていた。
たまたまその患者からがんであることを報告を受けたので、
歯周病が酷い方は抗がん剤治療をするとその部分の
骨が腐ってしまうことがあると説明。
(薬剤関連顎骨壊死:エビデンスあり)
もし抗がん剤治療をするにしても歯周病を治してから
治療した方がよいと説明したが、
某C病院の医師は歯のトラブルが起こったら
うちの口腔外科で対処しますとのことでしたが、
私はトラブルが起こってからでは遅いと考え、
まずは当院が連携しているがん専門の医師を
紹介することとした。そこでは血液検査をし、
ギリシャまで送りどの治療法が1番効果があるかを調べることができる。
その結果抗がん剤は有効性が低く、
高濃度ビタミンCの効果があると結果が出た。
また医師と連携し慢性炎症(歯周病)の原因は早急に除去するべきということで
歯周病治療(保存不可能のため抜歯)と高濃度ビタミンC点滴療法を併用し、
約2ヶ月の治療を行い、
歯周病が完了した所で某C病院にて再度精密検査した結果、
がんは消失していた。現在ではがん治療や手術をする場合、
必ず口腔ケアを行ってから体の治療に入るということになっているが
現状はそうでない。
もしこの患者が歯周病の治療をせずに抗がん剤治療を開始し、
顎骨壊死を起こしていたら治療期間は3ヶ月では
すまず長く悲惨な闘病生活を迎えていたでしょう。
これは他人事ではありません。
なぜなら日本人の30代以上の90%以上が歯周病なのですから。

キーワード
・医科歯科連携が患者の命を救う
・歯周病菌は恐ろしい
・セカンドオピニオンは重要
・歯科ファースト
・高濃度ビタミンC点滴療法

医療法人 KANEKO DENTAL OFFICE
理事長 金子泰英