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インプラント100症例の結果

こんにちは。理事長の金子泰英です。

来年インプラント指導医のライセンス取得のため

現在準備に入っています。

試験を受けるひとつの条件としてインプラント治療後の経過

3年以上たったものを100症例提出しなくてはなりません。

そのため今までの治療経過を見直しました。

うまくいっている方、うまくいかない方の差は何か?

よくわかります。

インプラント治療を成功させるためにはルールがあります。

ただ歯のないところにインプラントを入れればいいということではないのです。

最近、セカンドオピニオンで見えた方は

某歯科医院でインプラント治療を行い20年間通い続けていましたが

一向に治らないとおっしゃっていました。

しかし医療面接をしてみるとひどい糖尿病、ヘビースモーカーでした。

はっきり言ってこういう方は何をやってもうまくいきません。

患者に禁煙を進めない、注意をしない歯医者は自分がたばこを

吸っている方が多いですね。

しかしインプラント治療を行うには禁煙は絶対条件です。

また通常は外科手術をする前に血液検査をし

全身状態を把握してから手術を行うのが常識です。

それも行っていないため糖尿の状態も把握できていない状態で

手術を行っていますのでうまくいくはずがない。

糖尿病の方は血糖値のコントロール(Hba1cが6.8以下)、

そして歯周病菌がない状態で手術を行わない

インプラントはすぐに感染し外れます。

そして意味のない再治療、再手術の繰り返しになるということです。

この方は20年で1千万以上支払ったそうです。

さらに最近ではワクチンを打たれている方が

多いので今後は外科処置には十分に気をつけなければなりません。

そしてもう一つ大事なことはかみ合わせです。

1本歯がなくなったとしてもかみ合わせがずれた状態で

インプラント治療を行えば長期的には維持できません。

インプラント治療をお考えの方は全身状態を考え、

かみ合わせをしっかり考えてくれる

歯科医師を見つけることが成功につながります。

※日本口腔インプラント学会は治療指針のガイドラインがあり

診断からリスクマネジメントまですべて記載されています。