2019.09.27
抜歯の宣告を受けた方
何回通っても治らない治療されてませんか?
最近相談の多いケースの一つは「感染根管治療」いわえる歯の根っこのうみの治療です。
神経を取る治療は大きく分けると2つあります。一つは虫歯が大きくなるまで放置し神経まで感染した場合、神経を取ることになります。もう一つは1回神経を取ったが何年かして歯の根っこの先にうみが出来てしまった場合です。こちらは再治療という形になります。
ここで根管治療を成功させるポイント、患者さん側に理解してほしいことをお伝えします。
まず口の中の感染源を防ぐため、根管治療をする前に歯周病菌をなくすことです。なぜなら歯周病菌が神経のくだから入って感染を起こすからです。さらに細かく言うと歯周病菌が多いと血液を介して侵入してきます。これが何回治療しても治らない原因の一つになります。
そして治療中、防湿と言って唾液が治療している歯に入らないようにすることが大切です。
治療中のうがいは感染の原因となりますのでNGです。治療中うがいをしたい気持ちはわかりますが成功させるために我慢しましょう!また治療に回数をかけたり、1ヶ月以上理由もなく、放置したりすると仮り歯のすきまから菌が入ってしまうので治るものも治らなくなります。神経の治療は基本的に1,2回で終了するのがベストです。ただし、根管治療は目で見えない治療なので複雑な形態をしていれば1回の時間はかかりますことを理解してください。いずれにしろ診断が重要となりますので歯科医師の説明をよく聞いて納得してから治療に入ることです。私の個人的意見ですがCTや顕微鏡を使って治療するのは制度が上がりますが、その歯を残せるか残せないかを的確に判断し、治療に入ることが無駄な治療をしなくて済むことになります。CT,顕微鏡を使っているから歯を残せますは営業トークですね。