2019.01.10
明けましておめでとうございます。
こんにちは。理事長の金子泰英です。
お休みはゆっくりできましたか?
当院は5日からスタートし、6日は午前午後でインプラント、2ケース行いました。
ベストな状態でオペを行うには人手が重要です。
最近は研修医や学生が勉強兼ねて手伝いに来るので
日曜日にオペをすることもあります。
勿論患者さんの都合が1番ですが。
午前中の手術はは鼻の空洞を持ち上げる
上顎洞挙上術併用のインプラントオペ。
上の歯を抜いて何年も時間がたったり
歯周病が酷かったりすると鼻の空洞が垂れさがり
インプラントを維持できる骨の高さがなくなります。
しかしこの上顎洞挙上術を併用すれば
インプラントを入れることが可能になります。
さらに鼻の空洞を持ち上げるときに再生療法を行います。
CGFといいます。
術中に血液を採りそれを遠心分離にかけると
血小板の塊が出来ます。
その塊を入れることにより骨が再生し
インプラントを埋入することが出来るんです。
インプラントができないと言われあきらめている方
安心してください、できますよ!
またこれだけのことをすると怖いな?大変だな?と思いの方。
手術は静脈内鎮静法で行うため患者さんの精神的ストレスはありません。
この患者さんは授乳中ですが薬が入るその日だけミルクに変えてもらいました。
術後は腫れも痛みのなく経過良好です。
消毒の日はかわいい赤ちゃんと一緒に来ました。
消毒中はスタッフが対応。おとなしくおりこうさんに待ってました。
午後の手術は膿がある歯を抜歯をしてからインプラント埋入。
勿論、静脈内鎮静法で行いました。
歯を抜いた後、膿をしっかりとり、さらに薬液を使い無菌化し
そこにインプラントを埋入しました。
抜いた歯とインプラントの間には隙間が出来ます。
ここでも術中に採った血液を遠心分離にか血小板の塊を入れます。
予定通りの位置に入れることが出来、
インプラントの固定もいいため、約2ヶ月後にはかり歯が入る予定です。
再生療法を使うと治りも早い、痛みが少ない、必要以上に
抗生剤がいらない、なんといっても自分の血液なので
副作用がないのが特徴です。
すべてのケースに抜歯してすぐにインプラントというわけにはいかないのですが、
条件がそろえばなるべく1回で、かつ低侵襲で行うことが
患者さんの精神的ストレスを
減らすことが出来るのではないかと思っています。
今回のキーワード
・上顎洞挙上術
・再生療法
・CGF
・抜歯即時インプラント埋入
・静脈内鎮静法