2019.09.27
歯並びが気になる方
歯の治療後、かみ合わせに違和感を持ったことはありませんか?
歯の治療中一時的でも、歯がなかったところにかぶせ物を入れれば
違和感を感じるのはたまにあることですが、かみ合わせがあっていればすぐに
慣れるでしょう。もしかみ合わせが高かったり低かったりする場合は違和感が残り
そのまま放置すればかみ合わせがずれていきます。そして顎もずれていきます。
これが歯の崩壊の始まりとなり頭痛、肩こりの原因となることも少なくありません。
かみ合わせに違和感が出る原因の一つは、そのとり方にあります。通常の歯の治療は治療椅子に寝ている状態で行いますが、歯のかみ合わせをとる位置は起きていなければなりません。なぜならば起きた状態と寝ている状態ではかみ合わせの位置が違うからです。もっとへりくだっていえば物を食べるときは起きて食べますよね?それを考えればかみ合わせを寝た状態で調整することはナンセンスなわけです。
私たちは学生の頃、ナソロジーという咬合理論を習い、ドーソン法というかみ合わせのとり方を習ってきました。一昔前はこれが理想とされていましたが、実際ドーソン法のやり方でかみ合わせをとると下の顎を後ろに押し付けるため下の顎は後ろに下がってしまいます。顎が下がった状態で歯のかみ合わせを調整すれば合うはずがありません。
患者様側からすれば歯医者のいろんな考えがある中で何が正しいかを判断するのは難しいと思いますが、咀嚼は起きてすること考えれば、起きた状態で歯のかみ合わせを調整しなければならないことはわかるはずです。
かみ合わせにこだわり続けて20年以上、これが私の得意分野です。