2022.01.27
お口の中の金属、何が入っているかご存知ですか?
『歯科金属アレルギーにおけるアレルギー抗原の発現機構を解明』したと
東北大学が発表しました。
長年、金銀パラジウム合金は歯科金属材料として、
歯科治療で用いられています。
そして、保険診療なので安く治療を受けられ、
患者様に大きく貢献しているが、
歯科金属アレルギーの増加が問題視されていました。
歯科金属アレルギーは、パラジウムが一因であるとされてきましたが、
パラジウムは材料学的に安定した貴金属で、
なぜ病気の原因となるのか不明でしたが、
今回パラジウムによるMHCの一過性の細胞内在化を発見し、
それに伴う抗原ペプチドの置換により、
アレルギー抗原が発現して病原性T細胞の活性化がおこり、
金属アレルギーが発症することを明らかにしました。
詳しい内容はこちら↓からご覧下さい
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/12/press20211227-01-mhc.html
当院は長年、銀歯などに使用する金銀パラジウム合金を
一切使わずセラミックなどの
メタルフリーにこだわり診療を行なっています。
それは、歯科金属アレルギーのリスクはもちろんのこと、
デメリットが他にもあるからです。
例えば発ガン性のある成分が含まれていることや、
二次カリエス(虫歯が金属の被せ物の下で再発)や
歯周病になりやすいなど身体に及ぼす悪影響なことがたくさんあります。
そのため、金銀パラジウム合金は一切使わず、
歯にも身体にも安全なセラミックを使用し治療を行なっています。
※一部金属も使用しますが、パラジウムフリーの金属を使用しています。
悪いと知っていて患者様の大切なお口の中に使うことは
私にはできないためこのようなスタイルでやらせていただいています。
以前ブログに掲載した保険治療と自由診療の違いをこちらにはっておきます。
参考にしてください。
↓